とぅーす!
ストナンの【鬼】こと、ふりーまんです!
ナンパ用語の「地蔵」という言葉は、誰が言い出したのか知らないが、実に言い得て妙だな、と感心する。
声をかけられずに道に立ちつくす姿は、まさにお地蔵さんを彷彿とさせる。
それはさておき、なぜ地蔵になるのか?
今日はその辺の心理と、その打開策についてまとめてみた。
地蔵になる理由は主に以下のようなところだろう。
- 周りの目が気になる(声をかけている姿を他人に見られるのが恥ずかしい)
- 声をかけて無視されたり、冷たく扱われるのが怖い
- ナンパは迷惑行為だと思ってしまい、声かけを躊躇してしまう
- 何て声をかけて良いのかわからない
- 声をかけてもどうせ無理だと思ってしまう
1,2は一言でいうと自意識過剰、3は勘違い(間違った思い込み)、4,5については後ほど説明する。
【ナンパで地蔵になる理由1】周りの目が気になる(声をかけている姿を他人に見られるのが恥ずかしい)
(以下、何となく熱血教師口調)
声を大にして言おう。
「誰もあなたのことなど見ていない!!!」
(ただし、あなたがキムタクばりなイケメンで、オーラ出まくりの場合は除く)
あなたは街でナンパ師やスカウトマンが女子に声をかけるのを、ただの興味でジロジロ見たことはあるか?
恐らく、ほとんどないだろう。ふーん、やってるな、くらいの感覚のはずだ。
良くも悪くも、大都会では、みんな自分のことで忙しい。大して全く知らない赤の他人に興味なんて持っていない。
裸でウロウロしてるとか、意味不明なことを大声で叫んでいるとか、そういう「変人」でもない限り、誰もあなたに興味なんか持たない。
それに、もし仮に赤の他人にナンパをしてるところを見られたからと言って、あなたに何か不都合はあるだろうか?
女子にガンシカされたところを他の男や女に見られ、そいつが心の中で、あるいは指を指してあなたのことを笑ったとしても(まずそんな奴いないが)、あなたには何ら関係ない。
そう思わないか?
もし、そんなことすら気になるのなら、その神経過敏なメンタルこそ、ナンパを通して矯正していかなければならない。
まあ、「矯正」といっても、要は慣れの問題だ。
中坊の頃は、コンビニでエロ本を手にするのは恥ずかしかったかもしれんが、大人になっても恥ずかしがる人はいないだろう。
そういうことだ。
【ナンパで地蔵になる理由2】声をかけて無視されたり、冷たく扱われるのが怖い
これも①と同じで、自意識過剰が原因だ。
二度と会うことのない(というか、会えない)女子に無視されたり冷たくされたりして、あなたに何の害があるだろうか。
そりゃー、無視されたり、暴言を吐かれればいい気はしないだろうが(※)、二度と会わない女子にそうされたからといって、グチグチ気にしてても仕方ない。
そう思わないか?
あなただって、街で声をかけてくるキャバクラの呼び込みなんかを無視したことくらい、一度や二度はあるだろう。そんなもんだ。
(※なお、自分はナンパをしていて暴言を吐かれたことは一度もない)
とはいえ、気になるものは気になる、という心理も十分理解できる。
それを克服するには、やはり数をこなして、慣れるしかない。
何に慣れるのかというと、無視されたり、冷たくあしらわれることに、だ。
「人間とは、どんなことにも、すぐ慣れる動物である。」というのは、ドストエフスキーの言葉だが、最初は気になっても、何度も何度もそういう刺激を受けていると、次第にそれに慣れてきて、何も感じなくなるものだ。
実際にあなたがナンパをしたことがないとしても、そういう心理は何となく理解できるだろう。
【ナンパで地蔵になる理由3】何て声をかけて良いのかわからない
これはある程度経験を積んでも起こりうる。
だから、初心者はあらかじめ、どのように声をかけるか決めておく方が絶対に良い。
何を言うか決めておき、それを機械的に繰り出すことで、地蔵にならずに済む。
(ついでにその後のトークもぼんやりとで良いのでイメージしておくのが良い。)
本当は声をかける相手やシチュエーションに合わせて声かけの内容は変えるべきだが、それはやはり中・上級者向けの話だ。
すぐに地蔵してしまうような初心者がそういう難しいことを考え出すと、必ず地蔵で終わってしまう。
ナンパは声をかけないことには始まらない。
最高の声かけを考えて、結局、声をかけられずに終わるくらいなら、あらかじめ決めておいたフレーズをぶつける方が余程良い。
これは声を大にして伝えたい。
【ナンパで地蔵になる理由4】ナンパは迷惑行為だと思ってしまい、声かけを躊躇してしまう
「女はナンパされるのを心のどこかで待っている」というようなことをいう人もいるが、本当にそうなのかは自分は疑問だ。
だが、過度に他人様に迷惑を掛けないように、と思う必要もないと考える。
人間生きているだけで、誰かしらに迷惑を掛けているものだし、街で歩いている女性にちょっと声をかけたからと言って、それが相手に対して”ひどく”迷惑な行為になることはない。
それに、自分は過去の彼女はほとんどナンパで知り合ったし、自分の周りにもナンパで彼女を作ったり、ナンパした子と結婚した人もいる。
これなら迷惑どころか、相手の女性に大きなメリットを与えていることになる。
(なお、グロービス経営大学院学長の堀義人氏もナンパした子と結婚したらしい。)
もちろん、相手が腹が痛くて必死になってトイレを探してる時に「ヘイ、ねーちゃん、オレとフォーリンラブしよーぜ!」(…なお、こんな声かけはしない)とか声をかけて、ダラダラ付きまとっても迷惑千万だ。
今のは極端な例だが、相手が本当に急いでそうなときなどは、ほどほどのところで諦めた方が良い。この辺は常識の範囲内で、となる。
ナンパ師の中には、相手からほとんど反応を得られないにも関わらず、1kmとかずっと付きまとったり(…これはナンパ用語の「並行トーク」ではなく、単なる「付きまとい」だ)、相手が走って逃げ出したら、自分も走って追いかけたり、そういう輩もいるようだが、これはほぼ犯罪行為だ。
また、当たり前だが、ナンパの際に相手の手を掴んだり、相手に触るのは絶対に止めておけ。
そこまでしてしまうと、本当に女性とトラブルになり、下手をすると警察のご厄介になりかねない。
(実際、強引なナンパをした大手商社マン?(…不正確)が、警察に逮捕されるっていう事件が最近あった)
自分が逆の立場になったら、と考えてみてほしい。
自分がされて嫌なことは相手にもしない。
ナンパと関係なく、人として当たり前のことだ。
【ナンパで地蔵になる理由5】声をかけてもどうせ無理だと思ってしまう
これはなかなか手強い。
ナンパに限らず、どんなことでもそうだが、やってもやっても全く成果が出ないとなると、人間どうしても諦めの気持ちが出てきて、やる気が減退してくる。
「ナンパなんか無理だよなー」と。
この気持ちは死ぬほどわかる。
これを克服するには、小さくても良いので成功体験を積んでいくことだ。
だから、いきなり「即」とか考えずに、まずはちょっとした反応(笑ってくれたり、ちょっとでも返事をしてくれる等)をもらうことを目標にする。
それから徐々に、1分くらい話す→5分くらい話す→LINEを交換する→連れ出す→×△×○…という風に、目標のレベルを上げていくしかない。
(最初はいわゆる即系と言われる、病んでる子に声をかけて反応をもらうのもやむを得ないだろう)
そうやって少しずつ、小さな成功体験を積んでいくことで、どうせ無理だろうと思う気持ちに打ち勝つことができる。
これはナンパに限らず、ダイエットでもなんでもそうだ。
あとは、地蔵講習の宣伝になるが、私のようなおっさんが若い子に声をかける姿を見て、「おっさんができるんだから、自分にできない訳がない!」と肌で感じてもらうのも有効だ。
以上、地蔵に陥る主な心理的要因とそれに対する対処法を書いてみた。
やはり人間、理屈はわかっても、自分独りでナンパを始めて、地蔵を克服し、さらに成果を出していくというのは簡単なことではない。
他のナンパ師と合流したり、地蔵脱出講習(私以外にもやっている人はいる)なんかを受けて、「ナンパをすることが当たり前」になるような環境を整えることをオススメする。